「 葉 器」 w22.5 × d13.5 × h18 cm
枯れ葉をモチーフに制作しています。 枯葉は幹から切り離された命ではあるけれど、とてももがいたり苦しんでいる、または素直に宿命を全うしようとする姿にも見え、それぞれ個性があるようで魅力的に感じます。 その巻いた形がうつわ状になっていて’何か’を受け入れる体勢の様にも捉えられますし、ただ土に還るだけではなく、水をたたえて大地に横たわることは次の命を育む覚悟があるのだとも思えるのです。 やきものはもう土には還らないけれど、だからこそ他者を受け入れる「容器」をこのモチーフでつくりたいと考えています。 稲葉周子
稲葉 周子(いなば ちかこ) 略歴 |