ギャラリー桃青 企画展

稲葉周子 陶展

2017/7/26-8/1

会場風景


 

「 葉 器」

w22.5 × d13.5 × h18 cm

枯れ葉をモチーフに制作しています。

枯葉は幹から切り離された命ではあるけれど、とてももがいたり苦しんでいる、または素直に宿命を全うしようとする姿にも見え、それぞれ個性があるようで魅力的に感じます。

その巻いた形がうつわ状になっていて’何か’を受け入れる体勢の様にも捉えられますし、ただ土に還るだけではなく、水をたたえて大地に横たわることは次の命を育む覚悟があるのだとも思えるのです。

やきものはもう土には還らないけれど、だからこそ他者を受け入れる「容器」をこのモチーフでつくりたいと考えています。

稲葉周子


プロフィール

稲葉 周子(いなば ちかこ)

略歴
1974 神奈川県横浜市生まれ
1996 武蔵野美術大学短期大学部デザイン科卒業
2001 多治見市陶磁器意匠研究所修了
2001-2007 岐阜多治見市内 studioMAVO にて制作
現在滋賀県大津市にて制作

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