「
青白磁水ノ華茶碗」
φ12.3×h7.8cm
青白磁の凛と引き締まった姿。清廉さの中に、使い手への思いやりが伺えます。透かし彫りにした磁器の素地を透明な釉薬が覆い、光を透過する蛍手。瑞々しい釉溜まりに惹かれ覗きこむと、光を集めた雫を飲みほしたくなります。磁土と光から生み出される造形に心躍らせ、奈良柳生の地から、その可能性を見つめ続けています。
井倉 幸太郎 (いくら こうたろう)
1979年 剣豪の里、柳生で柳生焼窯元の長男として生まれる
2002年 大阪芸術大学工芸学科陶芸コース卒業
富士原恒宣氏に師事
陶芸教室「えるで」の講師に就任
2005年 柳生で作陶活動開始
2009年 柳生にて独立、築窯
現在、柳生焼窯元三代目 井倉敏夫に師事
家業の柳生焼を手伝いつつ、独自の「青磁器・白磁」の作品を制作し、個展等を中心に活動中
第61回奈良県美術展覧会 最高賞受賞
第41回日本伝統工芸近畿展 入選
第9回国際陶磁器展美濃 入選
第58回日本伝統工芸展 入選
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